豊胸

豊胸手術で使われる素材の良し悪し・・身体への影響徹底解明!

女性にとっての永遠のテーマともいえる「豊胸」。最近では豊胸手術の技術も上がり、手術を受ける人も多くなっています。それだけ豊かで美しいバストへの憧れが大きいということですね。

そこで、一番多く行われているのが、バッグを入れる方法です。乳腺下や脇の下を数センチ切開し、そこからシリコンなどの人口のバッグをバストに入れます。バッグは大きさも形も希望のものが選べますし、脂肪注入よりも施術時間が少なく、費用も比較的安いのが特徴です。

この挿入するバッグには、色々な素材がありますが、一番使われているものがシリコンです。シリコンとはケイ素と酸素の共有結合を基本とする有機ケイ素樹脂のことで、自然界には存在しない人口物質です。この有機ケイ素樹脂は、毒性のない、環境に優しい物質として、医療品や化粧品など様々な分野で利用されています。

このシリコンバッグの特徴は、まず柔らかくて感触が自然だという点です。しかし、流動的ではないため、仰向けになった時などのバストの形が不自然になるなどの欠点があります。また、バッグが破損して中身が漏れると、身体への悪影響も心配されます。最近人気のコヒーシブシリコンでは、ジェル状にすることで、万が一バッグが破損しても中身が体内に流出しないようになり、このリスクもかなり軽減されました。

そして、そのシリコンの柔らかさに、さらに流動性を加えたものとして、CMCジェルバッグがあります。これは、ハイドロジェル入りのバッグで、CMC(カルボキシル・メチルロース)を生理食塩水と混ぜて作られています。非常に柔らかく自然で、仰向けになった時にも自然にバストが流れることが大きな利点です。しかし、口内スプレーや目の洗浄液などにも使われる原料で出来ているため、安全面でも非常に高いともいわれる一方、CMCが体内で毒性化されるという危険性も問題視されており、その安全性はまだ確かなものとはいえません。

また、シリコンと同様にポピュラーなバッグの素材に生理食塩水があります。近年のバッグが登場する前から使われており、その安全性はバッグの中でも最も高いといえます。生理食塩水は、血液と同じ浸透圧に調整された代用血液で、点滴などにも用いられているため、安心な素材といえます。本来身体の中にある成分なので、万が一バッグが破損して中身が漏れたとしても、体内に吸収され、尿とともに体外に排出されるという大きなメリットがあるのです。

ただ、シリコンに比べると感触が固く、特に胸の筋肉の薄い人の場合、デコボコ感が気になる場合もあるようです。見た目や触り心地においてはあまり良いとはいえないわけですね。

このようにバッグの素材には色々ありますが、どのバッグにも言えることは、人口のバッグを入れることへのリスクです。身体の拒絶反応として起こるカプセル拘縮では、バッグの周りに膜を作って押し出そうとするため、バスト全体が固くなり、見た目もかなり不自然になってしまいます。ひどくなると痛みも伴いますし、何より身体に害が出るため、バッグの取り出しが必要になるのです。こうした場合以外でも、バッグには寿命がありますし、破損する場合もあり、やはり再手術が必要になります。しかも、入れる時と違って、細胞との癒着があるバッグの取り出しは、身体への負担も大きく、高い技術を要します。そのリスクは大きいといえますね。

素材は日々進化しているとはいえ、身体に何度もメスを入れるリスクは、決して変わってはいません。素材を選ぶ前に、まず豊胸手術のリスクを頭に入れたうえで、医師とよく相談することが大切なのです。


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